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今日はまた本を1冊読み終わり。
この作者は4冊目かな。
読めば読むほどこの作者のこと好きなのか苦手なのか悩み始める……。
人生なんて100%ハッピーエンドで終わるわけじゃないし、そもそも幸せの基準なんて人それぞれだからそこにけちをつけても仕方ないんだけど、それでも釈然としないというか。
わざと登場人物に何かを背負わせてるとしか感じられないんだよねえ。
あんまりそういうもの背負わず生きてきた温室育ちにはそこが微妙にずれてるのかもしれないですね。
あと1冊今年中に読むのが目標……終わるかな?笑
というわけでいつも通り追記はその本の感想にでも。


明日で今年も終わりかー。


「星々の舟」村山由佳

ある一家族でそれぞれに視点を当てた短編連作。
最初の暁の話読んでて、なにげなくキャラを思い浮かべていたら、10歳くらい上でしたwwww
その点でまず、ちょっと読みにくく感じ(自分のせいなのに)、ちまちま読んでました。
つーか何が一番「なんだかなあ」と感じたのは、その家系がことごとく浮気・不倫・近親相姦しまくってたことですねえ。
4兄弟そろってはないだろー。
そのありえなさにさらにひいてて、正直最初の下3人の話は共感するところをあんまり感じずに読んでました。
長男の娘の聡美の話あたりからは結構読みやすくなって、そこからはほぼ一気に。
最終章は戦争の裏にある闇にスポットライトが当たっていて、興味深く読みました。
最初はあんまり好きじゃなかった父親の重之でしたが、最後にはかなり同情しやすいキャラになってました。
不器用というか、過去にとらわれた一人なんだな、と。
それで終わればよかったのに、どうして最後に暁を出したかなー。
そこが最後にちょっと不満が残ったり。
結局読んでもあんまりすっきりしなかったっていうのが感想です。


村山さんの本は中学くらいの時に「翼」を読んで、大学になって天使2冊読んで、今回。
梯子はきれいに、すっきりと終わってよかったんだけど、卵は別に春妃さん殺す必要なかったと思うし、妙にしこりが残ることが多いんですよね。
だからこの作家を手放しに好きな作家に入れることができないです。
まだ読んでない本はたくさんあって、もしかしたらその中にとても好きな話があるかもしれないので、これからも機会があれば読みたいと思います。
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