何度も何度も自分を誤魔化して生きてきたのさ 気付けば僕は僕を作り上げてしまっていたんだね

今日もグダグダしている間に一日が終わりましたー。
基本寝てました、コタツで。
風邪が治りきってないのにどうしてこういうことしちゃうのかな、自分は。
炬燵は魔物です。
でもいないと到底冬は越せません。
はあ、困ったものだ（自分自身がね


そんな一日ですが、まあ一日中家にいれる、ってことで読書。
久しぶりに小説読了。
やっぱり一気に読んでしまうのがいいですね。
とりあえず文庫本3冊を今年中に読むのが目標ってことで。


では追記で小説の感想でも。

今回読んだのは東野圭吾の「時生」。
東野作品は実はまだ3冊目かな、確か。
これは結構前に読むべきと薦められてたので、古本屋で見つけて買いました。


プロローグ読んで、「これここで言っちゃったら、話終わるんじゃない?」とか思ったんだけど、いざ本編が始まったら全然そんなことなくて。
トキオは主人公にとっては謎の人物だけど、読者にとってはだれかはわかってる。
だけで、トキオが一体主人公に何をしたいのか、どこに導きたいのかは全く分からない。
さらに主人公が巻き込まれた事件はいったい何なのか、どういう風に進むのかもさっぱり。
でも、最後はきれいにまとまってて、なるほどなー、と。
まあ、多少のご都合主義には目をつぶってね（すべてが大阪に集まりすぎだとかね
そして、それで終わりかな?と思ったら、最後来ましたよ。
まさかこうなるとはね。
たぶん「変えちゃいけないこと」、もしかしたら自分すら消えるかもしれないと思ったかもしれないけど、それでも何もしない、っていう選択肢はトキオの中にはなかったんだろうなあ。
この後、トキオはどこに旅立ったんだろう?そう考えると少し切なくて、でも笑顔になれそうな気がする。
こういう話（題材）は結構ありそうだけど、やはり東野圭吾はすごいなー、と思った一冊でした。
また時間をおいて読みなおしたいな、って思います。